泉野出町の家U−H邸

構造・規模 鉄筋コンクリート造平屋建て
竣工 2014/08

計画の主旨は「敷地全体を有効に使いきること」、「平屋で計画すること」、「出来るだけ広い庭を確保すること」、 「町並みのスケール感からはずれることなく上品な形で町並みに参加すること」である。
中庭を取囲む形で建物を配置するコートハウス形式はプライベートな庭が確保できる反面、 建物が町並みに対して閉鎖的になることである。 それを避けるため、ここでは間口3mの繊細な格子越しに中庭の一部を開き、道行く人が住宅の気配を感じられるようにしている。 格子正面の、中庭と接する広縁はあそびの場としてグランドピアノをおいている。 居間の間口4.4mの3本引サッシは全開が可能で中庭との一体感は心地よい。